りんの婚活絵日記

30代マッチング事情のリアル

蒼くんと話し合う

婚活サイト「with」で出会って、

お付き合いに至った蒼くん。


この記事からいらっしゃった方は、

どうぞ記事一覧から順番にご覧いただくと、話の流れがわかるかと思います。。。


さて、母親に蒼くんのダメ出しをされて、

その後、蒼くんに報告し、その後のお話です。


サクッとご飯してから、

夜の公園で母親との話をしました。

二人でどよーん。。。


凛「でもね、うちの母親は何にでも昔からダメ出しする人だったし、まあ、少しずつ良いところをわかってもらおうよ。」


蒼「…。」


凛「…。」


蒼「…はぁ。でも(凛の)お母さんの言う通りで、何も否定できないよ。覚悟はしていたけど、正直ショック。でも、俺がいいって言ってくれてありがとう。」


流石に、ショックを受けてました。

私は、勝手に上から目線ですが、少しショック療法になったらいいなと浅はかな期待をしていました。

というのは、蒼くんは、自分の将来は安泰だと根拠もなく自信があるのが、私にとっては返って不安だったのです。

何かキャリアアップに繋がるような勉強や試験に挑戦してほしいな…、そうしたら蒼くんの将来を信じられる気がするし、うちの親も安心してくれると思う…


なんて、ドラマの見過ぎでした!!!_φ( ̄ー ̄ )


しばらくして、蒼くんは、概ね持ち直し、またいつも通りのデートを。

普通に蒼くんの行きたいという場所へ出かけました。(このタイミングで自分の行きたい場所優先になってて、それでいいのかい…?)


流石に、何らかの対策や、改めて将来をどう考えているかなど、聞けるかと思ってましたが、向こうから切り出すことはありませんでした。


わざわざ言わなくても、こっそり何かの勉強始めてたりして…♪


いやいやいやいや、それは流石にドラマの見過ぎだって!! 

蒼くんはそんな性格じゃないだろ!!

隠し事とか絶対無理な人!


自分の心の中の葛藤ののち、会話の中にふと、「将来のためにお金を貯める」という話題を持ち込むことに成功しました。

これまでの私たちは、お互いの給料や、貯金額について具体的には話していませんでした。


過去にざっくりと「貯金はある」と言っていた蒼くん。だけど、結婚目前の男の言う「貯金がある」が数万円(一桁)だったことは、婚活記事でも、身近な人にも聞いたことがあったので、信用してませんでした。


この時、電車に揺られていた私たちは、もはやどんな会話だったか、記憶がぶっ飛びましたがその中で…


蒼「でもさ、俺だって毎月数千貯めて…」


凛「え?!」(今何て言った???)


判明!

30代半ば社会人、蒼くんの貯金ペースは月数千円!!!


マジかー?!( ;∀;)


23区内を走る電車の中では、これ以上言及できず、後日「話し合い」を決行。

その後、電話、対面を交えて、お金のことのみならず、将来について「話し合い」は4〜5回しました。


30代半ば

社会人

大手企業の子会社

都内一人暮らし

車なし

ギャンブルしない

ブランド品に興味ない

ゴルフやダイビングもしない

その他、派手な遊びやお金のかかる趣味も思い当たらない…

さらに家計簿もちゃんとつけている

豪快に私に奢ることもなかった

過去にも借金なし

近い間柄に治療や介護なども必要なし


それなのに、何で?!?!

私たちの世代で同じような生活レベルなら、10万とは言わずとも、月数万円の貯金が普通じゃないの??


この年まで、この調子で生きて来れると、つい自分が「普通」だと思ってしまう。

それは私も蒼くんも同じでした。


でも蒼くんと私の「普通」は同じではなかったのです。


一緒にいて楽しく笑いあえていて、嫌なことが似通っていれば、価値観が近いと思ってました。


でも、蒼くんと私は、貯金のことだけでなく、育ってきた環境だけでなく(←これはわかってた)、他にもたくさんの埋められない「違い」に気づいてしまいました。


将来一緒に生きていくには、その「違い」の擦り合わせをしたかったのですが、結局できませんでした。


蒼くんは…

お金持ちの家庭に一人っ子で生まれる

両親が離婚するも、

お金の心配をせずに生きてきた

あれこれ手をかけてくれたお母さん

大学に二回入り、卒業せず

病気になるが、回復してから楽天的に

今でも困ればお母さんが支援してくれる

きっと周りの人がどうにかしてくれる

家の遺産を受け継ぐ予定

でも具体的には知らない

特殊な雇用形態で勤めて残業なし

安月給

自分の会社に通いやすいところにしか住みたくないし

部屋探しとか、引っ越しとか面倒

家事とか苦手

お金で解決できることはそうする

子ども二人は欲しい

ダメなら養子でもいいし

結婚式はこっちは数十人は呼びたいし、一軒家も欲しいし、車も欲しい、猫も飼いたいな〜

え?生活に困ったら生活保護だってあるし、色んな制度を使おうよ。

凛は暗すぎ、ネガティブすぎ、何で?


私は…

うるさい兄弟の中で生まれ育つ

自立させようとする方針の親

両親はいるが、子どもの頃は生活に苦しい時期があった

奨学金で大学へ進学

四年で卒業して資格取得

病気になって回復してからある意味開き直ったり、健康意識は高まったが、蒼くんほど楽天的にはなれず

もちろん何かあれば両親やら家族は手を貸してくれるが、最終手段だと思っている

遺産なんて多分ない

(そういうものは、あっても兄弟で喧嘩するとか言うし、あるなら両親のお楽しみにでも使って欲しい)

正規雇用で一応役職あり

給料は高くないが、やりがいがある

なるべくなら職場の近くがいいけど、二人暮らしなら相手の勤務状況による

部屋探しも引越しも家事も面倒でも自分でやるのが当たり前

子どもなんて、もうこの歳で産めるのかわからないし

不妊治療の大変さも少しは耳にするし

養子なんて経済的、精神的に検討外でした。

蒼くんと結婚するなら、二人で節約しながら小さな暮らしをして日々の中で小さな幸せを見つけていこう…、

少しずつ貯金もして両方の親に、何か親孝行もしたいし、

そのためにはアレコレ贅沢せずに、小さく楽しんでいこう

は?生活保護?何でわざわざそれを前提にしなきゃいけないの?

蒼くんは、根拠もなく楽天的すぎるでしょ?!


自分が若くて、収入が良ければ、楽天的なのもわかります。

でも、違うじゃない?

現実見てる?

女の人はいつまでも産みたいときに子どもが産めるわけじゃないんだよ?

里親はお金持ちの家プラス色々な条件クリアしなきゃなれないんだよ?

家を買うにも、あなたの状況でローン組めるの?

お金をかけない結婚式、どれだけ安っぽいか出席したことある?私はもし挙げるなら、わざわざ恥かきたくないし、来てくれた人たちをおもてなしできる予算は必要だと思ってるよ。


蒼くんはわかってくれませんでした。

私は余程の金持ちじゃないと同じことを言うと思うと…。


どうしたって、噛み合わない。



また次回へ続きます。