隣の妄想女子
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
婚活が上手くいっていない、独身30代の私のリアルをお届けしています。
さてさて、今日は大変痛々しいお話を書こうと思います。
昔から、少女漫画とか、恋愛モノのドラマとか、人並みに好きでした。
小学生の頃は一時期「将来は漫画家になりたい!」なんて言って、自分でノートに鉛筆で描いてみたりもしましたが、もっと絵もお話を作るのも上手なお友達の作品を見せてもらって、簡単に夢破れました…。
まあ、そこまで本気ではなかったので、それは別に良いのですが。
ただ、30代半ばまでお一人様で生きてこれてしまうと、それが人様とはズレているかもしれなくても、あれこれ自己流でもどうにかやってこれてしまうし、頭の中ではおめでたく妄想を繰り広げてしまう残念な状態になっています。
同じく30代半ば独身の方が、みな同じなわけではないですよ!!!
ただ、「私の場合は」というお話です。
昔から「恋愛」はお話で楽しむものであって、自分ごととしては苦手でした。
なかなか人を好きにならないし、好きになってもそれが恋する気持ちなのかわからないし、どうして良いかもわからないし、グズグズしているうちに、この歳まで拗らせて、お一人様。それが私の現状です。
社会人になって、アパートを借りて一人暮らしを始めて、数回、引越しをしました。
そして、どの部屋に住んでいても、私の頭の中では同じ妄想が繰り広げられました…。
それは拗らせが進みすぎて、最近始まったことではなく、思い返せば20代後半には始まってました。。。
どんな妄想かと言うと…
マンションの隣の部屋にステキなメンズが住んで、お付き合いとか始まったりしないかな?!
という、我ながら何とも痛々しいもの。
自分がアパートに入居した。
お隣の部屋の住人はどんな方かしら??
イケメン、彼女無しだったらどうしよう?
→どうもしません。絡みありません。情報少なすぎです。
都内のお一人様事情としては、引越しのご挨拶に行かない方が多いようなので、私も大家さん以外には行かないし、来られたこともありません。
でもたまにタイミングが合って、
「あ、どーも」くらいの会釈はお互いします。(たまに無視する人もいるけど)
かといって、もちろん何も始まりません。
何か始めたいほど、その会釈で恋に落ちることもありません。もし本当に超絶イケメンが引っ越してきたら、あたふたするのかもしれませんが。
そして、今度は隣人が引っ越して出ていった様子を見ると、次はどんな殿方が引っ越してくるのかと、勝手にワクワクしはじめます。
もちろん、殿方とは限りません。
そしてさらに妄想は深刻化します。
お隣に、伊藤くんが引っ越してきたらどうしよう?!
伊藤くん(仮名)とは、中学校の同級生です。当時はよく喋る仲間で、伊藤くんは私が一番仲良くしていた女性の先輩とお付き合いしていた時期がありました。
中学を卒業してから、たまたま同じ高校、同じ塾へ。でも伊藤くんとは文理系が違うので、クラスはもちろん、授業が重なることはなく、顔見れば挨拶する程度の中でした。
高校卒業間際、伊藤くんは地方の大学へ合格したことを塾の合格者の張り紙を見て知りました。
おめでとう。伊藤くん、そんな遠くで一人暮らしをしながら大学生活を送るのかな。
一方、私は浪人が決定。
携帯の連絡先も知らないし、しつこい女に思われたくないし、特に連絡も取らず、それ以降、伊藤くんがどこで何をしているかわかりません。
中学時代、ちょっとモテていた伊藤くん。
その頃は何とも気にかけていなかったけど、社会人になって、一番思い出す同級生男子が伊藤くんなのは、本当は好きだったのかな?と思います。
でも今は状況を知らないし、他の私の友達も全然連絡取ってないみたい。
もしかしたらとっくに結婚して、ステキなパパになってるかもしれないし、もしかしたら、太って、格好もダサくなって、一人でゲームにハマっているかもしれません。
勝手に、美化して、いい感じになったダンディな伊藤くん(独身彼女なしの設定)が、隣に引っ越してきたらどうしよう!
だなんて思うのです。
ええ、何の根拠もなく。
ただの痛い妄想です。
ですから、実際にそんな風になった伊藤くんが隣に引っ越してくる確率なんて、ゼロに近いでしょう。それは、この大した家賃でもセキュリティでもない賃貸に、芸能人が引っ越してくる確率以上に低いのではと思うのです。
なのに、頭の中はおめでたい。
最近まで隣に住んでいたおじさんが出てって、
クリーニングが入って、
それから先は、、、
伊藤くん、来ないかな?(о´∀`о)
来るわけないよ!!!
我ながら、ヤバいな。
もしその少ない可能性が叶い、ダンディな大人の男に成長した伊藤くんが、独身で隣に引っ越してきたところで、こんな妄想女なんて眼中にないから!
むしろ怖いから!!
こんな妄想しちゃうなんて、本当私ヤバいな…。他に考えること無いのかな。もっと忙しくしてないと、ロクなこと考えないのかな?
そう思っていたところ、
ついに!
昨日お隣に新しく引越しをしてきた方がおりました。
もちろん、妄想通りの伊藤くんではなく、
知らないおばさま!!!
残念!
てか、普通だよね。